先日実家に行ったとき、四十九日になったら父の遺骨を菩提寺に預かってもらう、という話を母から聞いた。実家にはもともとお墓がなく、父が急に亡くなったので菩提寺に新しくお墓を建てることになり、お盆に納骨する予定だ。納骨まで遺骨を実家に置いておくものだとばかり思っていた私は、菩提寺が預かってくれるという話を聞いて正直意外に思った。

他方で夫の実家では、義父が亡くなってから1年以上経ち、しかもお墓があるにもかかわらず、義母の意向でいまだに納骨していない。義母は遺骨を自宅に置いておき、自分が亡くなったら一緒に納骨してほしいと言っている。

自分の実家と夫の実家、どちらの考え方もありうると思う。自分の実家のように、時期が来たらしかるべき場所へ納める、という考えはスッと頭の中に入ってくる。他方で義母のように、愛する人が亡くなっても離ればなれになりたくない、という気持ちも理解できる。

とはいえ夫の実家に行くと、やはりいつまでも骨壺が置いてあることには、何度となく違和感を覚える。骨壺が目に入るとどうしても「死」を連想させられてしまうからだ。そうはいっても私は義父の遺骨をどうすることもできない。義母は遺骨をしかるべき場所へ納める「時期」を、四十九日やお盆ではなく、自分が亡くなったときだと考えているのだろう。アリシア トライアル